この記事で解決できるお悩み
『看護師向いてない』『もう消えて無くなりたい』『仕事のことを考えると眠れない』こんな悩みを抱えていませんか?
看護師1年目は、慣れない環境で覚えることも多い上、実際に命を預かる責任感を痛感するなど、心身ともに本当に辛いですよね。
私は休職はしませんでしたが、休職を考えるほど辛く、耐えきれずに1年で転職した経験があります。
今思えば、休職をした方がよかったと思っています。
そこで、今がどうしようもなく辛く、看護師になったことを後悔している方に向けて『休職をすべき人の特徴・休職の流れ、注意しておくべきこと』を詳しく解説します。
- 休職してもいいのかな・・・
- 休職ってどうすればいいの?
- 休職をする際の注意点は?
こんな悩みを解決できるので、休職を考えている方、悩んでいる方は参考にしてみてくださいね!
みんなのプリセプター
- 6年目看護師・2年連続プリセプター
- 人間関係に悩み1年目に転職
- 「看護師にならなきゃよかった」と後悔している看護師さんを応援します!
休職を検討すべき新人看護師の特徴
『看護師やっているのが本当に辛い。でも、休職したら周りの目も気になる』
すでに心が壊れかけているけど、周りを気にして休職をしていいかわからない方も多いと思います。
心身のバランスが崩れてくると、判断力が鈍り、ミスが増え、怒られる。
こんな悪循環に陥りがちです。
ここでは、休職をすべき人の特徴を紹介します。
少しでも当てはまったら、まずは心療内科やメンタルクリニック、精神科への受診を検討してみてください。
最後に自分を守ってあげられるのは自分だけです。
日常生活に影響が出るほど心が不安定になっている
日常生活に影響が出るほど、ストレスでメンタルの変化が見られるときは、まずは専門機関を受診して、客観的に現状を評価してもらうべきです。
例えばこんな症状に要注意!
・気分が沈む、憂うつ
・何をするのにも元気が出ない
・イライラする、怒りっぽい
・理由もないのに、不安な気持ちになる
・気持ちが落ち着かない
・胸がどきどきする、息苦しい
・何度も確かめないと気がすまない
・周りに誰もいないのに、人の声が聞こえてくる
・誰かが自分の悪口を言っている
・何も食べたくない、食事がおいしくない
・なかなか寝つけない、熟睡できない
・夜中に何度も目が覚める
引用:みんなのメンタルヘルス/厚生労働省
そのまま無理をして働き続けると、体調をさらに崩してしまう恐れもあります。
自分の身体を壊してまでやらなければいけないことなどありません。
患者さんの看護をするために、まず自分が健康でいることから!
自分が健康でいられない職場は、あなたに合っていない可能性が高いので、すぐに休職に踏み切るべきです。
体調に変化が見られている
こんな体調の変化には要注意!
・食欲がない
・性欲がない
・眠れない、過度に寝てしまう
・体がだるい、疲れやすい
・頭痛や肩こり
・動悸
・胃の不快感、便秘や下痢
・めまい
・口が渇く
引用:みんなのメンタルヘルス/厚生労働省
私も1年目の頃、食欲がなさすぎて入職して3ヶ月で53キロから45キロまで体重が減りました。
上で紹介したのは、厚生労働省が出している身体に現れるうつ病のサインです。
このような体調の変化が見られる場合は、すぐに休職を検討してみてください。
新人看護師の休職までの流れ
休職制度は、就業先によってそれぞれ内容が異なり、休職に必要な手続きも変わります。
ここからは、メンタルヘルスによる休職の一般的な流れを紹介します。
上司や総務課とやりとりする機会が少なからずありますが、決して難しいことではないので、手順に沿って確認してみてくださいね!
1.就業規則を確認する
休職を検討するにあたって、最も重要なのが『就業規則の確認』です。
就業先によっては休職制度そのものがなかったり、休職中に給与が発生しないことがあります。
まずは休職を検討した段階で、総務課や上司へ相談し就業規則を確認しておきましょう。
休職制度がないなど、場合によっては退職・転職も視野に入れておくことをおすすめします。
\看護師1年目でも転職先が見つかる!/
1分で登録完了!
不安な気持ちに寄り添うサポートが充実
2.専門医から診断書を発行してもらう
持病による休職では、原則として医師の診断書が必要となります。
まずは、かかりつけの病院やクリニック、心療内科、メンタルクリニックなど専門医の診察を受けましょう。
診断書の発行まで、数週間から数ヶ月かかる場合もあるので、身体の不調を感じたら早めに受診しておくことをお勧めします。
3.診断書を持って上司へ休職の相談をする
休職に必要な診断書を発行してもらったら、病棟師長などの直属の上司に相談をしましょう。
休職の原因が師長であったり、どうしても言いにくい事情がある場合には総務課、人事課、職場の産業医などへ相談をしてください。
休職にあたっての注意点や、社会保険の説明などをしてくれるところもあります。
4.休職開始日、復職日を決める
上司に休職の相談をしたら、休職にあたっての面談が行われることとなります。
そこで、具体的な休職スケジュールを確認されるでしょう。
- 休職開始日
- 復職の時期
復職の時期については、あなたの回復状況によってかかりつけの専門医から許可を得てからとなるので、あくまで目安となります。
5.休職届を提出する
休職届けのフォーマットは、インターネットから用意することもできますが、就業先で指定されている場合がありますので、確認をしておきましょう。
正式に休職届が受理されたら、休職となります。
まずは、ゆっくりと自分の体を休めることに専念してくださいね!
休職前に確認しておくべきこと
休職を申し出る前に、確認しておくべきことがあります。
- 就業規則を確認する
- 給与支給の有無
- 連絡の方法とタイミング
休職しようかと悩んでいる中で辛いとは思いますが、休職に重要なことなので、確認しておいてくださいね。
就業規則
まずは現在勤めている職場の就業規則を確認しましょう。
- 休職制度はあるのか
- 給与は支給されるのか
- 休職できる期間の限度
自分で確認すると共に、総務課や人事課などの担当者に詳しく確認しておくことをお勧めします。
認識の違いで、思いもよらぬトラブルが発生することもあります。
まずは、ゆっくりと心身を休める準備として、休職についてしっかりと把握しておくことが重要です。
- 入職時に書面で交付されている
- 職場に備え付けられている
- 上司や総務科に申請する
『就業規則を見せてください』と上司や総務課・人事課に申請すれば通常はすぐに見せてもらうことができます。
給与支給の有無
休職を考えるにあたって、まず不安になるのが『休職中って給料もらえるの?』ってことですよね。
結論として、法律上は必須ではないため『職場による』としか言えません。
公立病院、国立病院であれば公務員の規則に則って給料が支給されるところもありますが、一般的な民間病院であれば給与が支給されないケースもあるようです。
1年目はそこまで貯金もない方が多いでしょうし、金銭的に余裕がなくなることでさらに精神的不安に襲われることもあるので、休職前に給与が支払われるのかは確認しておいてください。
そもそも休職制度がないところもあるため、やはりまずは就業規則の確認が需要です。
※給料が出ない場合でも、休職理由によっては『手当』が受けられることもあります※
就業先からの支給が受けられない場合は、健康保険組合から『傷病手当金』を受けられる場合もあります。
就業規則だけでなく、お住まいの保健組合にも確認をとっておきましょう。
引用:全国健康保険協会
連絡方法・タイミング
休職をするにあたって、病棟師長など上司と定期的な連絡を取ることとなります。
具体的には
- 診断書の有効期限が切れるタイミング
- 定められた休職期間が終わるタイミング
これらのタイミングで、現在の受診状況や体調・復職のタイミングなどを聞かれることが多いです。
その連絡を『いつ・誰に・何で』行うのかをしっかりと確認しておきましょう。
電話はどうしても緊張してストレスになってしまうという方は、メールでも可能かを事前に確認しておくといいでしょう。
看護師の休職期間中の過ごし方
『みんなは頑張っているのに』『私だけ休んで、ダメな人間だ』など悲観的に考えてしまうこともあるかもしれません。
休職中に何をすればいいのか、わからないということもあると思います。
休職できることになったら、まずは休むことを最優先に考えてください。
正式に休職の手続きを取れただけでもあなたは十分立派です。
自分の身体を最優先に考えて、ゆっくり休んでくださいね
ここからは、休職中に何をすればいいかわからないという方へ、休職中にやっておいた方がいいことを紹介していきます。
休職直後
まず、休職期間が始まったら
- とにかくゆっくり休む
- 専門医の指示に従う
この二つを必ず守ってください。
『周りは頑張っているのに自分だけ休んでダメな人間だ』などと思う必要は全くありません。
職場のこと、仕事のこと、看護師1年目であるということは全て忘れて、1人の人として自分を守ることだけを考えてくださいね!
どうしても不安という方は、SNSで情報共有してみるのもおすすめです。
1年目で休職して悩んでいる方ってあなたが思っているよりも多いんです…
- 通院の自己中断
- 内服の自己中断
- 転職・退職の決断
- 暴飲暴食
休職中期
ゆっくり休んだことで、少しずつ心に余裕が生まれてくる時期かと思います。
もしかしたら、復職の目安などの話が上がってきているかもしれません。
この頃にやっておくといいことは2つ
- 生活リズムを整えておく
- 午前中に軽い作業を行う
当然ですが、『医師に相談・指示内容を守る』ということは徹底してください
まとめ
今回は休職の方法、休職前に確認しておくべきことについて紹介しました。
辛い中頑張ることももちろんすごいことですが、自分を守るために休職という選択ができたことを褒めてあげてください。
休職にあたって、最も大事なことが『就業規則の確認』です。
辛いとは思いますが、あなたの職場の規則がどうなっているのかを確認してみてくださいね。
休職を考えるくらい辛い職場なら、転職も併せて検討してみてください。
初めての転職なら看護師転職サイトの登録がおすすめです。
電話での対応する手間はありますが、必ずあなたの力になってくれますよ!
\看護師1年目でも転職先が見つかる!/
1分で登録完了!
不安な気持ちに寄り添うサポートが充実
この記事の感想や疑問、質問などありましたら、コメントやTwitter(@_nasupyon)のDMまでお願いします。
コメント