自分なりには精一杯頑張っているつもりなのに、全然うまくいかない
やっぱり私って看護師向いてないのかな
こんな悩みはありませんか?
自分なりには精一杯頑張っていても、周りからは全然認めてもらえず怒られてばかり。
そんな日々が続くと、「私って看護師向いてないのかな」と自信を失ってきますよね。
私も1年目の時、努力を全く認めてもらえず、毎日怒られていたのでその気持ちが痛いほどわかります。
SNSでも、「私って看護師向いていないんですかね?」という新人看護師さんからたくさんのDMをいただきます。
結論として、基本的に看護師に向いてない人なんていません。
毎日指導を受けていく中で自信を失ってしまっているだけです。
そこで今回は、看護師向いてないと悩む新人看護師さんに向けて、看護師向いてないと感じてしまう3つの理由と対処法を詳しく解説します。
- 周りから看護師向いてないって言われる人はどんな人?
- 私は本当に看護師向いてないの?
- 自信を失った時どうしたらいいの?
こんな悩みを解決できるので、看護師向いてないと悩む新人看護師さんはぜひ参考にしてみてくださいね!
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周りから看護師に向いてないと言われてしまう新人の4つの特徴
「あんた看護師向いてないよ」
先輩や実習先の看護師からこんなことを言われた経験はありませんか?
私は1年目の時に何度も言われていました。
周りの人はいったい何をみて「看護師向いてない」と判断をするのでしょうか?
私の実体験やたくさんの新人看護師さんからDMをいただく中で大きく4つに分類できました。
- 要領が悪い人
- 責任感がない人
- 嘘をついてしまう人
- カッとなりやすい人
順番に見ていきましょう。
要領が悪い人
「看護師向いてない」という言葉は、要領が悪いという言葉に集約されています。
新人看護師は日々新しいことの連続です。
限られた時間の中でどのように時間を使っているかをかなり見られています。
- 効率的に業務を進められない
- 勉強の成果が見られない
- 優先順位の付け方がズレている
このような人は「看護師向いてない」と思われやすいです。
要領の良し悪しは意識してすぐに身に付くものではありません。
試行錯誤を繰り返しながら、少しずつコツがわかってくるものです。
要領が悪いからとすぐに諦めずに、ゆっくりでいいので一歩ずつ確実に階段を登っていってくださいね!
責任感がない人
私たち看護師が行ったことの責任は、たとえ医師の指示であったとしても看護師の責任になります。
命に関わることですし当然のことではありますが、たとえ1年目であろうと「知りませんでした」では済まされないことがほとんどです。
インシデントを起こして「知りませんでした」ということが多いと、先輩から厳しい視線を向けられることとなります。
特に1年目のうちはわからないことがあって当然なので、しっかりと先輩に確認する姿勢が必要です。
そのためにも、質問できる環境で仕事をするというのが非常に大切になります。
質問しにくい環境だと、「これくらいなら大丈夫かな」で大事故を引き起こしてしまう可能性があります。
誰にも質問できない環境なのであれば、今すぐにでも環境を変えた方がいいです!
嘘をついてしまう人
看護師に限らず社会人としての基本でもありますが、自分がミスをしたのにも関わらず、責任逃れのために嘘をついてしまう人は看護師に向いていないと思われます。
直接患者さんの身体に関わることも多いので、ミスは絶対に隠蔽してはいけません。
たとえその場は逃れられたとしても、いつか見つかった時に全ての信頼を失います。
カッとなりやすい人
自分の感情をコントロールできずにすぐイライラが態度に出てしまう人も周りから見て看護師向いてないと思われがちです。
時には心無い言葉を浴びせられることもありますし、手や足が出てくることもあります。
患者だからと許される行為ではありませんが、そのイライラがすぐに態度に出て他の業務に支障をきたしてしまうのは誉められた行動ではありません。
あの人すごいなと思われる人は、自分なりの感情をコントロールする術を持っているものですよ!
私は看護師向いてないと勘違いしてしまう3つの理由
私は看護師に向いていない新人さんはいないと思っています。
今は満足のいく結果が出ていないかもしれませんが、それは職場との相性があっていないだけで、あなたが輝ける場所は必ずあります。
自分で向き不向きを決めつけてしまうのではなく、なぜ看護師向いてないと思うのか原因を突き止めれば解決策が見えてきます。
ここからは看護師向いてないと勘違いしてしまう3つの理由を見ていきましょう。
- 職場環境が合わない人
- 人に興味がない人
- コミュニケーションが苦手
順番に見ていきましょう。
職場環境が合わない人
人間関係や教育方針が合わない職場に勤めていると、日々ストレスだけが溜まっていきます。
そのような環境の中で仕事がうまく進められないのは当然ですが、新人看護師さんはその職場しか知らないので、全て自分が看護師に向いてないからだと考えてしまいがちです。
職場環境が合わないのは、自分1人ではどうすることもできません。
自暴自棄になるのではなく、環境を変えるために勇気を出して行動することから始めてみてください。
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人に興味がない人
看護師は人と密接に関わる仕事が多いので、人に興味が持てないと看護師向いてないと思いがちです。
正直私もあまり人に興味がありません。
というか、あまり人が好きではありません。
そんな私も看護師を続けられているのですから、人に興味がなくたって看護師は続けられます。
患者さんの生活背景を聞くのは、患者さんをもっと理解したいという思いからではなくアセスメントのために必要だから。
意外とこうやって割り切ってしまえば、人に興味がなくても看護師として仕事はできるので安心してください!
コミュニケーションが苦手
看護師は患者だけでなく多くの他職種とも関わらなければいけないので、コミュニケーション能力が高いに越したことはありません。
- 休憩室でみんな話しているのに、私はその輪に入れない…
- 全然患者さんと話が広がらない
なんて悩むことがあるかもしれませんが、大丈夫です。安心してください。
私も看護師5年目になりますが、休憩室ではほぼ話しませんし患者さんとも必要以上のコミュニケーションは取れません。
そんな私ですが、以前患者さんから
「あなたは話が的確でいいわね。いろんな話されると疲れちゃうのよ」と言われたことがあります。
患者さんによっては淡白なコミュニケーションを好む方もいるので、沈黙があるから絶対にダメということでもないんですよ。
もちろんコミュニケーション能力が高い人に憧れはありますけどね…
看護師向いてないと自信を失う5つの瞬間
看護師をしていると、必ず「もう無理だ、看護師辞めたい」と自信を失う瞬間があります。
特に新人のころは一つひとつのミスへの対処法がわからないので、自信を失いやすい傾向にあります。
ここからは、そんな新人看護師さんが「看護師向いてない」と自信を失う瞬間を5つ紹介していきます。
- 精神的に追い詰められている時
- インシデントを起こして怒られた
- 処置がうまくいかない時
- 急変を目の当たりにした時
- 仕事に対するやりがいを見出せない時
精神的に追い詰められている時
職場環境との相性が合わずに、精神的に追い込まれている時は些細なことで自信を失います。
まず何より大切なのが、自分自身の健康な精神状態です。
精神的に追い詰められていると普段なら考えられないようなミスをしたり、必要以上に精神的ダメージを受けることがあります。
私は記録を保存せずに終了してしまって心が折れたことがあります。
- なんか気分が落ち込みやすい
- 自分では気をつけているつもりなのにミスが増えている
そんな時はまず、自分自身の健康状態を見つめ直してみてください。
転職して感じましたが、心の健康は本当にミスに直結します。
インシデントを起こして怒られた
新人看護師にインシデントは付き物です。
そのインシデントを一つ一つ振り返りをして、次同じ失敗を繰り返さないようにすることが成長です。
しかし、何度もインシデントレポートを書いたりしていると、「私って看護師向いてないなぁ」と自信を失ってしまいますよね。
でも大丈夫です。
今はバリバリと仕事をしている先輩たちも新人のころは「え・・・?」と思うようなミスをしているものです。
みんな失敗を繰り返しながら、立派な看護師になっていくので失敗をしないように気を付ける姿勢は大切ですが、失敗を恐れて消極的になりすぎないでくださいね!
処置がうまくいかない時
看護師には採血や導尿、創処置や医師の処置の介助で手先の器用さが求められる場面が多いですよね。
特に採血は何度も失敗をして、患者さんから怒られてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
侵襲的な処置でミスを繰り返してしまうと、患者さんに苦痛やストレスを与えてしまいます。
こういったことが続くと「看護師向いてない」と思ってしまいます。
たとえ最初はうまくいかなくても、経験を重ねていくうちにだんだんと上手くなっていくので、焦らず自分のペースで経験を重ねていってくださいね!
急変を目の当たりにした時
- 昨日まで元気だった患者さんが…
- さっきまで元気に歩いてたのに…
医療現場は常に急変と隣り合わせです。
急変が起こった時に何をしていいのかわからず、ただ立ち尽くしてしまうという新人看護師さんも多いです。
むしろ、初めての急変対応で動ける新人看護師さんなんていません。
ただ、急変が起こっているのに何もできない自分なんて看護師やる資格なんてないと自信をなくしてしまう人もいるはずです。
私もそうでしたが、みんなそうやって経験をしていくうちに段々とやるべきことが見えてくるので、落ち込む必要はありません!
立ち尽くすことも立派な成長です!
仕事に対するやりがいを見出せない時
日々の激務をこなしていると、なんで私こんな仕事してるんだろうとふと考える瞬間がありませんか?
病院でも勉強帰ってからも勉強、なのに給料は微々たるもの。
命を預かる責任感と給料が釣り合っていないと考える看護師さんも少なくありません。
看護師に憧れていたけど実際に働いてみるといまいちやりがいがわからない。
私このまま看護師やってていいのかなと自信を失っていく看護師さんも多いです。
看護師に向いてないと思ったときの4つの対処法
看護師に対するモチベーションが下がった時の対処法をお伝えします。
私も1年目で看護師のモチベーションはどん底でしたが、環境が変わったおかげでなんとか5年目まで続けることができています!
- 信頼できる人に相談してみる
- 休職をする
- 異動・転職をする
- 時間が解決してくれることもある
順番に見ていきます。
信頼できる人に相談してみる
もしあなたが今現場に悩んでいるのであれば、まずは身近で信頼できる人に相談をしてみてください。
誰かに話を聞いてもらうだけでも自分の気持ちが整理できることもあります。
他人から意見を聞くことで新しい発見が得られることも多いです。
困った時は誰かに頼ることも大切ですよ!
身近な人には言いにくい、誰も信用できないと言う方は遠慮なく、私のTwitter(@_nasupyon)のDMまで気持ちを吐き出しに来てください。
休職をする
仕事のことを考えるだけで眠れない、涙が出る、動悸がするなどの症状が出ている方はいませんか?
そのような状況の中でも、勇気を出して職場に向かうことはすごいことです。
しかし、時には休むことの方が大切です。
あなたの身体からSOSサインが発信されているのを見逃さないでください。
そのような状況で頑張り続けて、うつ病や適応障害になり長期離職をされる新人看護師さんも少なくありません。
職場に向かうその一歩を止めて、自分を守るための一歩を踏み出してください。
参考:【新人看護師は要注意!】休職すべき心のサインと休職の流れ
異動・転職をする
環境が変われば、同じ看護師の仕事をしていても感じ方は全く変わります。
実際に私がそうでした。
二次救急の循環器病棟→同じ二次救急の循環器病棟へ転職をしましたが、まるで別世界のように環境が変わりました。
以前は「看護師向いてない」「看護師になったことが間違いだった」「早く辞めたいけど、お金もないし辞められない」こんなことばかりを考えていて、完全に看護師としての自信を失っていました。
しかし、転職をしたことがきっかけで「看護師って悪くないかも?」と少しずつですが看護の楽しさが見つけられるくらい余裕が生まれました。
あなたが輝ける環境はどこかに必ずあります。
自分が壊れてしまうくらい過酷な環境なら、今すぐ転職へ踏み切ってください。
看護師転職サイトに登録すれば、無料で手厚いサポートが受けられるので、まずは登録するという一歩を踏み出すだけで世界は変わりますよ!
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時間が解決してくれることもある
とりあえず3年は働いてみようという何も根拠の話を聞いたことがある人も多いと思います。
時間が解決してくれることもあるので、確かに3年いたら考え方が変わることもあるかもしれません。
しかし、現状に不満を抱えている中で、今後の人生の中で最もエネルギッシュな3年という時間を無駄にしてしまうのは非常にもったいないです。
3年の臨床経験があれば転職する時の選択肢も増えますが、体調を崩して長期の休職が必要になってしまったらただ時間だけが無駄になります。
どちらがいいのか、よく考えてみてくださいね!
あなたが看護師に向いてないのではなく、職場と相性が悪いだけかもしれない
新人で転職を考える人の多くは「自分は看護師に向いていない」「看護師としてやっていける自信がない」と思われています。
私がお伝えしたいことは「看護師が向いていない」のではなく、「たまたま職場の環境が合わなかっただけかもしれない」ということです。
職場が変わったことで、見違えるように生き生きと働いている方もたくさんいます。
ここからは、新人看護師におすすめの転職先を紹介していきます。
第二新卒歓迎の病院
1年目で転職をする人は第二新卒として扱われます。
第二新卒とは、一般的に新卒で入社してから3年未満の求職者のことを指します。
ここでの「新規学卒者枠」とは、「『新規学卒者』として採用する場合」と定義し、「第二新卒者枠」は、「第二新卒者の採用に関し、新規学卒者や中途採用者と同じ枠ではなく、別の枠(第二新卒者枠)で採用する場合」としている。なお、ここでの「第二新卒者」とは、それぞれの企業の中で第二新卒の定義がある場合にはその定義によるものとし、特に定義がない場合は、学校(高校、専門学校、短大、高専、大学、大学院)卒業後、おおむね3年以内の者とした(学校卒業後すぐに就職する新卒者は除く。また、職務経験の有無は問わない)。
引用:厚生労働省|若年者雇用を取り巻く現状
そんな第二新卒の採用を積極的に行っている病院もあります。
なぜなら第二新卒ならではのメリットがあるから。
- 癖が身に付いてないので、新しい環境でも順応しやすい
- 若いので将来性がある
- 新卒が退職してしまい、補充したい
初めから境遇を理解してくれている病院に転職できるのは、安心感が違いますよね。
1から看護師としてやり直したいという方にはおすすめです。
慢性期・回復期病棟
- 医療行為の多さに耐えられなかった
- 自分のミスで患者の命を危険に晒してしまう恐怖に耐えられなかった
このような方は、慢性期・回復期の働き方も視野に入れてみることをおすすめします。
慢性期や回復期も、急性期とは違った忙しさはありますが、急変や命に直結するような医療行為は少なくなります。
一方で、せっかく看護師になったのに、介護士とやっていることが変わらないとやりがいに悩む方もいます。
実際に就職され後に、もっとアセスメント能力や技術を身につけたいと悩む方もいるので、あなたの看護師として目指すものをよく考えた上で転職に踏み切ってくださいね!
訪問看護
- 多重課題が苦手
- もっと患者さん一人一人と向き合いたい
こんな方は訪問看護はいかがでしょうか?
最近では訪問看護も積極的に新人を募集しているところもありますし、教育制度も充実してきています。
訪問看護は利用者さんのご自宅に訪問をするので、目の前の患者さんとしっかり向き合うことができます。
あなたの優しさが最大限発揮できる場所かもしれません!
美容クリニック
- 死と向き合うのが辛い
- 高齢者の奴隷になったようで辛い
こういう方は美容クリニックが向いているかもしれません。
美容クリニックは整形手術や脱毛、カウンセリングなどが仕事になるので、高齢者の看護からは距離をおくことができます。
もちろん死の現場に直面するという確率も限りなく少なくなります。
夜勤がないのに、給料が上がるというケースもあり、一年目で病院を退職し美容クリニックに転職されている方も多いです。
一方で、将来的に病院で働きたいとなった時に、美容クリニックの期間は臨床経験として扱われないということもあるので、看護師としてのキャリアプランをよく考えた上で決断してくださいね!
まとめ|看護師に向いてない新人なんていない
今回は看護師向いてないと悩む新人看護師さんに向けて、看護師向いてないと感じてしまう3つの理由と対処法を詳しく解説しました。
看護師に向いてない新人さんなんていません。
今は満足のいく成果が出ていないかもしれませんが、成長スピードは本当に人それぞれです。
決して無理はせずに、焦らず自分のペースで一歩ずつ成長の階段を登っていけば大丈夫ですからね!
もし精神的に追い込まれるほど辛いのであれば、一度歩みを止めたっていいんです。
職場に向かうその一歩を、自分の環境を変えるための一歩へ踏み替えてください。
まずは看護師転職サイトに登録してみるのも、あなたの看護師人生を変える大切な一歩になります。
完全無料で手厚いサポートが受けられるので、まずは話だけでも聞いてみてくださいね!
今日の勇気があなたを守ることにつながりますよ!
私も転職したことで看護師として自信を持てるようになりました!
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