看護師の仕事ってブラックすぎ…
こんなに辛いと思わなかった。
と悩んでいませんか?
本当は今すぐにでも辞めたいけど、辞める一日がなかなか踏み出せない気持ちよくわかります。
私も看護師1年目で人間関係に悩み転職をした経験がありますが、転職活動を最初の一歩を踏み出すのが一番ハードルが高いですよね。
そこで、新人看護師の方に向けて「今すぐ辞めるべきブラック病院の特徴」と「ブラック病院をやめるべき理由」を詳しく解説します。
- 今働いているところはブラックなの?
- 転職しても、どこの病院も同じじゃないの?
- 新人はいつ転職したらいいの?
こんな悩みを解決できるので、参考にしてみてください。
実際に私がブラック病院から逃げるために1年で転職して変わった体験談も併せて紹介します。
みんなのプリセプター
- 6年目看護師・2年連続プリセプター
- 人間関係に悩み1年目に転職
- 「看護師にならなきゃよかった」と後悔している看護師さんを応援します!
看護師がブラックすぎると言われる7つの理由
「看護師がここまで辛いとは思わなかった」という方も多いと思います。
実際に働いてみると、ブラックすぎる現状に絶望しますよね。
日本看護協会の2020年病院看護実態調査によると、新卒看護師の離職率は8.6%(約12人に1人)というデータが出ています。
引用:公益社団法人 日本看護協会
なぜここまで看護師の離職率が高いのでしょうか。
その理由は主に7つです。
- 不規則な勤務の連続で生活リズムが乱れる
- 多重課題が多すぎる
- 残業代が出ない
- 自己研鑽というなの強制的な勉強会
- 有給や代休が取れない
- 人間関係の悩みが絶えない
- 人の命を預かるという精神的負担と給与が釣り合わない
順番に見ていきましょう。
1.不規則な勤務の連続で生活リズムが乱れる
まず最初に看護師は日勤・夜勤・準夜・早出・遅出など勤務形態が不規則すぎます。
生活リズムが乱れて、身体の不調とも付き合いながら働かなければいけないのがキツイですよね。
実際、夜勤のない場所に転職した友人は「夜勤しなくなってからマジで肌の調子がいい」って言っていました。
2.多重課題が多すぎる
看護師といえば多重課題の連続です。
常に変わり続ける優先順位を瞬間的に判断して、ちょっとでも間違えたらインシデント・アクシデント。
これをずっと続けていたら、精神的に追い込まれるのも当然です。
どう考えても1人では対処しきれないことも、できなければ責められるなんておかしいですよね!
3.残業代が出ない
情報を取らないと仕事にならないけど、情報収集の時間は全てサービス残業。
必死に働いても時間内に終わるわけのない業務量、それも全てサービス残業。
1年目だから要領よく仕事できないかもしれないけど、それが全てサービスって…
私が前にいたところは1年目は残業代申請しちゃダメってずっと言われていました。
4.自己研鑽というなの強制的な勉強会
- 1年目だから休みの日でも勉強会に参加するのが当たり前
- 自分の仕事は終わってないけど、勉強会あるから強制参加
スキルアップのために勉強会が必要っていうのはわかるんですよ。
でも業務時間過ぎて全く終わりの目処が経っていないのに、勉強会あるからって中断して参加するっていうのはねぇ…
せっかくの休みでも勉強会があるからって予定入れられないのもおかしい。
5.有給や代休が取れない
- シフト制だから仕方ないかもしれませんが、急な予定が入っても有給申請なんて絶対に無理
- そもそも有給は勝手にシフトに組み込まれる
- 休日のカンファレンスや勉強会は強制だけど、代休なんて取れるわけがない
休みじゃない休みが多すぎるのも看護師がブラックすぎると言われる原因です。
6.人間関係の悩みが絶えない
- 人格否定は当たり前
- ナースステーションの中央で怒鳴られる
- 休憩室は常に新人の悪口会
女社会の宿命か、いじめやパワハラが当たり前になっています。
人間関係に悩んでいる新人看護師さんは想像以上に多いです。
7.人の命を預かるという精神的負担と給与が釣り合わない
「自分のミスで患者さんのことを殺してしまうかもしれない」
こんな精神を張り詰めた環境でずっと働いているのに、給料は20万ちょっとっておかしくないですか?
人の命を預かってるのに、たったこれだけ?
責任の重さと給与が釣り合っていないのも看護師がブラックと言われる要因ですよね。
いますぐ逃げ出すべきブラック病院の5つの特徴
結局うちの病院はブラックなの?
転職経験がないと比較もできないので、今自分が働いている場所がブラックなのかってわかりませんよね。
ここからはブラック病院の6つの特徴を紹介します。
転職活動をする際にも参考にしてみてください!
- 求人広告が常に出ている
- 看護師の平均年齢が高く、パワハラが日常的にある
- 休みの日でもカンファレンスや勉強会は強制参加
- 忙しすぎて、質問できる環境がない
- サービス残業が月に20時間以上ある
1.求人広告が常に出ている
転職活動中や自分の病院を調べた時、いつ見ても求人が出ている場合は要注意です。
常に人手不足という証拠だからです。
1人にかかる業務量負担が大きいのでしっかりとした教育が受けられなかったり、長時間の残業が当たり前なっている可能性が高いです。
転職したいと考えている病院や、あなたが今働いている病院の求人を時間を空けて何度か調べてみてください。
常に求人が出ているなら、人員不足に悩んでいるブラック病院の可能性が高いでしょう。
2.看護師の平均年齢が高く、パワハラが日常的にある
毎年新人看護師を採用しているはずなのに、なぜか看護師の平均年齢が高い。
ということは、若手の看護師がどんどん退職をしているということです。
若手の看護師が少ない理由としては
- 魅力的な職場ではない
- キャリアアップが見込めない
- お局看護師がいる
このようなことが考えられます。
パワハラやいじめが日常的に行われている場合は、あなたがメンタルを壊す前にさっさと辞めてしまいましょう。
3.休みの日でも病棟会や勉強会は強制参加
休みの日でもお構いなしの勉強会や病棟会の強制参加をさせられる病院も多いです。
休みの日なのに自由に過ごせないっておかしいですよね。
こういう病院は間違いなくブラックです。
ただでさえ1年目は疲れているのに、休みの日にも強制的に病院に行かなければいけない職場にいたら間違いなくいつか体調を崩してしまいます。
4.忙しすぎて、質問できる環境がない
「わからないことあったら、やる前に必ず聞いてね」と言われて、いざ聞こうとしたら「忙しいからあとにして!」って言われて結局聞けず。
その後「なんで聞かなかったの!!?」なんて言われても、困ってしまいますよね。
新人の時は特にわからないことだらけなので、質問できる環境がないというのはかなりストレスなはずです。
わからないままやるのは怖いけど、聞ける状況じゃないから頑張って1人でやって、結局後で先輩に怒られる。
日常的に質問しにくい環境なのであれば、あなたのスキルが磨かれないだけでなく、事故を起こしてしまう可能性も高いので、一刻も早くしっかりと指導してくれる職場に転職した方がいいです。
5.サービス残業が月に20時間以上ある
あなたの先月のサービス残業時間を計算してみてください。
20時間を超えていませんか?
仮にあなたの時給を1500円として見積もっても、軽く3万円以上をサービス残業として消化しています。
3万円あったら欲しい服だって化粧品だって買えるし、生活ももっと楽になります。
こうやって考えるとバカバカしくなりますよね。
新人だからある程度仕方ないとしても、20時間を超えるのはさすがに我慢ができません。
ブラック病院をやめるべき理由
もしあなたの病院がブラックだったなら、今すぐにでも退職を検討してください。
ブラックな病院にいるとあなたの成長が遅れるだけでなく、心身ともに疲弊してしまい何ひとつメリットがありません。
- 自分が体調を崩して働けなくなってしまう
- 疲れて勉強時間が確保できずスキルアップが遅れてしまう
- 患者のためではなく、先輩に怒られないように看護をするようになってしまう
- 働く理由を見失ってしまう
- 自分がブラック看護師になってしまう
順番に見ていきましょう。
1.自分が体調を崩して働けなくなってしまう
実際に私のTwitterでも新人看護師さんから「適応障害やうつになって休職しました。」というDMをたくさんいただきます。
職場環境を聞くと、やはり先ほど紹介したブラック病院の特徴に当てはまることがほとんどです。
せっかく厳しい実習や国試を乗り越えてきたのに、ブラックすぎる病院で頑張り過ぎてしまったがために自分の体調を崩してしまうのは悔しいですよね。
新人だから仕方ないと頑張りすぎてしまう方も多いですが、頑張りすぎる必要はありません。
辛かったら辞めていいんです。
看護師の資格持っていれば次の職場は必ず見つかりますよ!
→私が1年目の時に活用して本当におすすめできる新人看護師におすすめの看護師転職サイトはこちらから
2.疲れて勉強時間が確保できずスキルアップが遅れてしまう
「帰ってから全然勉強できない」って悩んでいませんか?
勉強時間が確保できないのはあなたのやる気がないのではなく、勉強できる環境が整っていないせいです。
朝早くから夜まで激務の中残業をして、帰ってきてからも勉強するなんて無理ですよね。
あなただって勉強しなきゃいけないことは百も承知のはず。
それでも残業時間の多いところにいたら、疲れを取るだけでも足りないので勉強時間を確保することは困難です。
ブラック病院で働き続けると、最も成長できる1年目の期間を無駄にすることになってしまいます。
3.患者のためではなく、先輩に怒られないように看護をするようになってしまう
行けないこととわかっていながらも、インシデントを隠蔽したことありませんか?
多かれ少なかれ誰しも経験があるはずです。
精神がギリギリまで追い詰められると患者さんに向けた看護ではなく、先輩に怒られないために業務をこなすようになってしまいます。
私は1年目の時まさにこれでした。
怒られないために業務をこなす癖が身についてしまうと、どんどんあなた自身がダメ看護師になってしまうので、変な癖がつく前に退職をするべきです。
4.働く理由を見失ってしまう
あなたはなぜ働いていますか?
自分の生活のために働いているのであって、看護師をするために生きている人はいないでしょう。
看護の仕事を無給でもいいからやりたいですという人がいたら、ぜひコメントで教えてください。
自分を追い詰めてしまうほど頑張りすぎる必要はありません。
あなたの生活の一部として看護師の仕事があると思えないような職場は、あなたと相性が合いません。
悩みがある、ただ話を聞いてほしいなどなんでも良いので、TwitterのDM(@_nasupyon)まで送ってください。
顔も素性もわからない相手だからこそ、話せる内容もあるはずです。
24時間以内に返信しますのでお話し聞かせてください!
5.自分がブラック看護師になってしまう
自分も学生の時に辛い思いをしたはずなのに、なんで学生に厳しく当たるんだろう?自分は絶対にこんな風にはならない!
実習でこう思った看護師に出会ったことはありませんか?
きっとその人も看護師になりたての頃はそう思っていたはずです。
しかし、ブラックな病院で長年働いているうちにどんどん心に余裕がなくなってしまったのです。
ブラック病院で働き続けるとあなた自身がどんどんブラック看護師になってしまいます。
あなたが悪に蝕まれてしまう前に、一刻も早く退職をしてください!
【体験談】ブラック病院を退職したら自由が手に入った
まず最初に私が1年目で辞めた理由は『先輩から嫌われて、耐えられなかったから』
私にも至らないところがあったのは承知の上ですが、努力をしても認めてもらえず、とにかく粗探しばかり。
- 『なんでこんなこともできないの?』
- 『ほんと使えない』
- 『もっと周り見て動いてくれない?』
- 『新人に休みなんてあると思ってんの?笑』
こんなことを毎日のように言われ続けていました。
ほぼ毎日消灯近くまで残業をし、もちろん残業代なんて出ません。
「このままでは自分がダメになってしまう」
そう思って転職を決意しました。
もっと早く転職しなかったことを後悔する
私が転職をして後悔していることがただ一つだけあります。
それが「もっと早く転職すればよかった」です。
私はあのままブラック病院で働いていたら、近いうちに体調もメンタルも壊れて間違いなく看護師を辞めていました。
それが今では多少の不満はあれど、プリセプターになるまで看護師を続けることができているのですから、自信を持って転職してよかったと言い切れます。
- 怒鳴られることがなくなった
- 残業代が申請できる
- 理不尽に怒られない
- 休日の病棟会や勉強会は任意参加(参加しなくても資料をもらえる)
- できることはできていると認めてもらえる
- 先輩たちが優しく、わからないことが質問しやすい
- 若手もしっかりと希望休が出せる
パッと思いつくだけでもこれだけあります。
一番大きいのは、希望休が出せるのと休日の勉強会・病棟会が任意参加なことです。
このおかげで、プライベートの時間をしっかり取ることができるようになりました。
転職はもちろん手間もかかるし、リスクもゼロではありません。
しかし今自分の体調を崩してしまったり、限界ギリギリで頑張りすぎてしまっているなら間違いなく今の職場を退職した方がいいです。
看護師の資格を持っていれば働き先はいくらでもあります。
自分を守るために勇気を出して一歩踏み出してくださいね!
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もう2度とブラック病院に転職しないために抑えるべきポイント3選
私が転職を成功させるためにやったことは大きく分けて3つあります。
- 転職サイトに登録する
- 転職したいと思った職場は自分でも下調べをする
- 事前に見学をして病院の雰囲気や職員の様子をチェックする
転職サイトに登録する
ブラック病院を避けるためには、看護師転職サイトを利用しましょう。
引っ越しをするときに、不動産会社を使わずに契約する人は少ないと思います。
不動産会社を経由するのは物件情報をもらったり、契約をスムーズにやりたいからですよね。
看護師転職サイトも同じです。
登録をしておけば、あなたの希望条件に合いそうな求人を探してくれたり、普通は知ることのできない内部情報を教えてもらうことができます。
それだけでなく、応募書類の添削や面接対策、面接日程の調整まで無料でサポートを受けることができます。
ちなみに一番のおすすめは看護roo!です。
しかし、どの転職サイトに登録するかよりも、相性のいい担当者と出会えるかが大切なので、比較するためにも2~3つ登録しておきましょう。
転職したい病院は自分でも丁寧に下調べをする
気になる病院を見つけたら、まずは自分でもリサーチをしましょう。
SNSやナスコミなどの口コミサイトを利用して、実際に働いている職員の声を知っておくべきです。
あまりにも評価が低かったり、離職率が高い場合は避けた方が無難です。
経験として病院見学に行ってみると、口コミと実際の比較ができます!
事前に見学をして病院の雰囲気や職員の様子をチェックする
転職したいと思う医療機関が見つかったら、必ず病院見学に行って自分の目で見てください。
正直緊張もするしめんどくさいですが、これだけは絶対やっておいた方がいいです。
私も3つの病院を見学に行きましたが、病院見学をする前と後では希望の病院も変わりましたし、イメージもガラッと変わりました。
病院見学をすることで実際の病棟の雰囲気や、そこで働いているスタッフの雰囲気が見えるので、実際に働いた時のイメージとギャップが生まれないためにも病院見学は必須です。
ブラックすぎる環境で頑張り続ける必要はない
- 「なんでもっと早く転職しなかったんだろう」
- 「前の病院ヤバすぎる」
と実際にブラック病院から転職をして「どんなところでも3年は頑張るべき」という偏見を持っていたことに後悔しています。
もっと早くに転職をしていれば、あんな苦しみを経験する必要がなかったからです。
だからこそ、今あなたがいる場所がブラックなのかを知ることが大切です。
この記事を読んで、ブラックすぎると思ったら、転職にチャレンジしてみてださい。
完全無料でサポートが受けられるので、まずは転職のプロに相談してみてくださいね!
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